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無痛分娩について

「痛みが不安…」という妊婦さんの気持ちに寄り添い、当院では安心して無痛分娩を選べる環境づくりに取り組んでいます。
無痛分娩を希望される方は、外来医師またはスタッフに必ずお申し出をしてください。院長または助産師外来でリスクや注意点などを丁寧にご説明いたします。

無痛分娩麻酔管理者および麻酔担当医について

無痛分娩麻酔管理者 東口 敦司
麻酔担当医 東口 敦司
(日本産科婦人科学会専門医、母体保護法指定医)
無痛分娩実施歴 2000年6月より伊勢慶応病院、東京衛生病院、四季ウィメンズクリニックにて無痛分娩に対応
麻酔研修歴 川崎市立川崎病院にて、1997年8月から10月

当院における無痛分娩および硬膜外麻酔の実施数について

  無痛分娩実施数 硬膜外麻酔実施数(無痛分娩を除く)
2024年 72件 50件
2023年 129件 71件
2022年 102件 82件
2021年 87件 102件
2020年 50件 98件
2019年 35件 61件
2018年 25件 58件
2017年 33件 43件
2016年 26件 54件
2015年 11件 10件

分娩に関連した急変時の体制について

妊娠中や出産時、出産後に異常が見られた場合、速やかに千葉県内の高次医療機関に紹介いたします。万が一のことが起きた際には、院内で報告、共有して今後の対策等を議論し、周知徹底して再発防止に努めております。
当院は、日本産婦人科医会偶発事例報告事業、妊産婦死亡報告事業に参画しております。

無痛分娩の流れ

入院

予約した日にご来院いただき、受付にてご入院手続きを行います。

NSTモニタリング開始

お着替え後、NSTモニターをつけて、赤ちゃんが元気なことを確認します。

外来で内診察します

状況に応じて、子宮口開大のためメトロイリンテル留置や陣痛誘発剤の内服、オキシトシン点滴を行います。内服や点滴はLDRで行います。

リラックスした体勢で準備をおこないます

LDRまたは手術室で左側臥位になり、局所麻酔をしてから硬膜外カテーテルを刺入します。

ご自身のタイミングで麻酔を開始します

ご本人の希望時から麻酔薬注入を開始します。麻酔の効果が出るまでに30分から1時間かかります。本格的な痛みが出てきて我慢できなくなる前に、担当スタッフに伝えてください。

無痛分娩を受ける際の注意点

  • 麻酔薬開始から水分だけの点滴も開始します。
  • トイレには行けません。導尿で対応します。
  • 麻酔薬は30分に1回、自分で押して増やすことができます。
  • 麻酔薬の流量も2~5ml/hと段階があります。痛みが強くなれば麻酔薬も増やします。
  • 足が全く動かなくなってしまうと、分娩が進まないことが多々あります。
  • 膝を立てていられる状況が目安です。
  • 分娩後は背中の麻酔の管を抜きます。
  • 翌朝まで膀胱留置カテーテルを入れます。ベッド上でお過ごしください。